【比較】シマノXTRとXTのブレーキレバー、何が違う? ハイエンドMTBコンポの真実に迫る
シマノのMTBコンポーネントの頂点に君臨する「XTR」と、それに肉薄するハイエンドモデル「DEORE XT」。どちらも優れたブレーキ性能を誇りますが、価格差に見合う違いはどこにあるのでしょうか? このブログ記事では、両者のブレーキレバーに焦点を当て、その違いを深掘りします。
軽量化と素材の追求
最も明確な違いは、徹底した軽量化へのこだわりです。
- XTR: マスターシリンダーボディに軽量なマグネシウムを採用し、レバーブレードにはカーボンファイバーや高剛性アルミを使用しています。細部のボルトに至るまでチタンを採用することで、グラム単位での軽量化を実現しています。
- XT: XTは主に耐久性の高いアルミニウム製です。XTRと比較すると重量は増しますが、その差はわずかであり、十分な剛性と耐久性を確保しています。
操作感の滑らかさ:ベアリングの有無
レバーを握った際の「感触」にも違いがあります。
- XTR: レバーピボット(回転軸)にシールドカートリッジベアリングを搭載しています。これにより、非常に滑らかで、摩擦抵抗の少ないレバー操作を実現し、繊細なコントロールを可能にします。
- XT: XTの多くはベアリングではなくブッシュ構造を採用しています。スムーズな操作感ではありますが、XTRのベアリング式にはわずかに及びません。
エルゴノミクス(人間工学)と調整機能
握りやすさや機能面でも差異が見られます。
- XTR: 最新のM9200シリーズ(2026年モデル)では、レバーのピボット位置がハンドルバーに5mm近くなり、さらにレバー先端にわずかなアップスウィープ(上向きの角度)が付けられています。これにより、指の自然な動きに追従し、長時間のライドでも疲労を軽減するエルゴノミクスが追求されています。
- XT: XTRと同様に工具不要のリーチアジャスト(レバー位置調整)やフリーストローク調整機能を備えていますが、XTR特有のアップスウィープ形状は採用されていません。
どちらも高い制動力と信頼性を誇りますが、XTRは「最高峰の性能をグラム単位で追求する競技志向のライダー」向け、XTは「XTRに匹敵する実用性能と耐久性をバランスよく求めるライダー」向けの選択肢と言えます。あなたのライディングスタイルと予算に合わせて最適な一本を選んでみてください。
うちではぜひどちらも扱いしています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
